この仕事をやっててよかったと思う事や、 思い出に残っているエピソードを教えてください。

お客様の未来をいっしょに考えることができる仕事であり、そこにやりがいを感じております。
会計・税務の基本業務は、業績の集計です。そのため、過去の情報を集め、利益を計算し、結果を報告するだけの業務と思われることがしばしばあります。
しかし、それは最低限の業務です。過去の結果を土台とし、未来をよくしていくために何ができるか。それを考えることではじめて、過去の情報が意味を為してきます。
過去の情報を集計する中で、改善できる点をみつけてアドバイスすることもそうですし、今後想定されるリスクについて説明をし、対応策・打開策をいっしょに考えることができる仕事だと思います。
そして、未来に起こる問題点やリスクに気づき、それを先回りするためには、日々の勉強が不可欠です。勉強することで専門知識が積みあがっていき、対応できる幅が広がっていくため、日を重ねるごとにやりがいが増していくのもこの仕事の魅力だと感じています。

自分の強みを活かすような働き方を提案し、受け入れてくれたことが強く印象に残っています。
一口に「税務」といっても領域は幅広く、スタッフの経験値によって得意領域や経験不足の領域が分かれます。また、顧客の層（成熟度）に応じて、対応のしかたも様々です。
私は、同族会社の中では比較的成熟した中堅企業の法人税務と、そのオーナー一族の個人税務をセットで対応するのが得意でした。その強みをアピールすることで、同様のニーズがある顧客を多めに担当させてもらうようになりました。
それに加えて、上記のように法人個人のワンストップ対応が今後重要性を増しそうな顧客（潜在的なニーズ）の掘り起こしをすべく、その仕組みづくりに関与させてもらっております。いぶき会計の業務として組織対応ができるようマニュアルへ落とし込みをし、自分の強みを組織の強みにすることが当面の目標です。